新蓮歌ー17 初表 1、言霊(ことたま)の幸ほふ里に立つや秋 宜博 2、 ひときは高きまつ虫の声 柏全 3、とぢこめし霧たちまちにはれゆきて 安親 4、 なびきあひたる真緒(まそお)のすすき 紅舟 5、山裾を巡る道の辺見えかくれ 宜博 6、 はたての海に雪降りそめむ 安親 7、凍て窓の帳(とばり)の奥の月淡し 紅舟 8、 ほのかに香る竹の透垣(すいがき) 宜博 Tweet