サーカスの歌  高橋 禮子


サーカスの歌    高橋 禮子

歌の子がまたも届けてくれました情熱の赤ブーゲソビレアを

一年に三度も四度も咲くというブーゲンビレアにあやかれるなら

伸びる芽をすっかり摘まれてわが松が男の子となれり五月五日に

育つにほ少し温度が足りなくて小さく呟く五月のメロン

サーカスの歌っていいねハーモニー昔の恋を思い出させる

ステージに輝くサーカス観客に愛を伝える(愛を呼ばう)と