ワープ 高橋 禮子 ワープ 高橋 禮子 シアターとなる閲覧室ワープした私が歩むは「煉瓦街」です 東京の昔をたどる資料など瞬時に消えてる今は昔だ 呼吸するたびに年齢消されゆく宇宙空間ただようごとく 銀ブラの女性の前髪未来なる平成の風になびかせてみん 次つぎと登場してくる人らいて「蝶々夫人」の三浦環か 明治から大正昭和平成とくぐりぬけたる母にもあえり 慎重に慎重にしてミス一つ気にするなかれと言われたような ああすでに空は五月の青となる舘より出たるわれの頭上に Tweet