夢を取るか実を取るか?

 「夢を取るか、実を取るか?」
        匿名さん。

 ふと、恋愛、結婚について考えてみました。
 私はもうすべて卒業してますが、それでも青春
はありました。
 私にとっての恋は、胸のときめきでした、
「あばたもえくぼ」と、いう人もいますが、私は、
欠点がわかっていても 好きという気持ちが抑え
られない感じでした。
 その時の勢いで結婚すれば、悔いることになる
かも知れません。そして女も30,40になると、
結婚に打算がからみます。ただ、女には演技が混
ざります。
 恋をしている自分に酔っているいて、他人に見
せたい感じとでも言いましょうか。
 その時、すごく良く見せたいと思うのです。
 林真理子さんが、かなり前に書いた小説に、他
人、友人の目に映る自分を無意識のうちに、素晴
らしい恋人、幸せな妻、事故で半身不随になった
夫にかいがいしく尽くす妻、多分愛もあるでしょ
うが、何より演技も入っているという話で、なる
ほどなと記憶に残っております。
人間て私の感じでは、どんなに困って相談、話を
している時も絶対に全ては話さない、自分に都合
が良い事のみ話しているように思えるのです。
 将来の夢を語るうちに、理想の自分を投影して
いる場合もあります。
 今、私の周りにいる結婚している友人は、長年
一緒に仲良くしている夫婦も、定年後は奥さんに
頼り切っている方が多いようです。奥さんがいな
ければ何も出来ない夫が多いという事でしょうか。
 ご主人に行動を制限されて、こぼしている奥さ
んに、ある人が「尽くすのが仕事」だと思いなさ
い。と忠告しているのをききました。また、その
人は、大金持ちの浮気ばかりしている夫を持つ奥
さんに「嫌なら別れなさい、でも今の生活は出来
なくなる、どちらを取るかは、あなた次第だけど、
何か自分の楽しみを作ってみたら。別れたら今み
たいに奥様、奥様と皆に言われることも無くなる
わよ」とも言っていました。
 現実を見抜いての言葉だと、つくづく感心した
ものです。

(注)ご本人の経験談にも思えますが・・・?