恋のかたち
東山 玲子(仮名)私は、自分から好きになってお付き合い、という恋愛はまずありません。
恋愛の殆どが、好きになられて 徐々に私も好きになるという形です。
なので、一目ぼれによる交際は全くありません。
そのせいか 残念ながら長く付き合うということもありません。
——–
若いころは年上に惹かれましたが、実際お付き合いしてきた中で、頼りがいがあって男らしかったのは かなり下(一回り)の男性です。年上の男性はあえて年上としてふるまう必要がないからか どちらかというと甘えてくる印象が強かったです。
なので 男性に甘えたいタイプの私には合いませんでした。
一方 年下の男性は 一生懸命つくしてくれる人が多く 見返りも求められたことがありません。
——–
私はバツ1ですが、結婚した相手は7歳上で、一見温和そうな良くもてるさわやかでエネルギッシュな男性でした。でも、今でいうモラハラ・パワハラな面を持っていることが分かってガッカリしました。
お付き合いを始めた当初 私以外に彼女が7人いて 私以外の女性はみんなそのことを理解して付き合っていたようです。彼女たちの順位付けもしていてそれを本人も分かって行動していたそうです。
そのことを知った時はすごく嫌な気持ちになりましたが 彼が強く「私と結婚したい。ほかの女性とは別れる」と言われ、若かったこともあり、自分は彼にとって特別なんだと思って結婚しました。
のちに彼の思い通りに行動しないと、無視されたり口をきいてもらえないことが多くなり、最後は命にかかわるようなことがあり離婚することになりました。相手のことが好きだったので お互いのために離れるのだと 決意しましたが、話し合いでの彼の嘘や暴言で、夢から覚めたように眼が覚めました。
——–
私が、外国人とのお付き合いで学んだことは 言葉の大切さです。
相手に気持ちを察するのがいかに難しく、話し合うことがどれほど大切かわかりました。
なのでお付き合いする人の国籍は、自分がしゃべれる言語の国に限られます。
でも 同じ言語をしゃべる国でもヨーロッパとラテンアメリカでは基本的なものの考え方が違うので、合う合わないが出ます。
ちなみに ヨーロッパははっきりとものを言うので言葉のとおりに受け止めればいいのですが、ラテンアメリカは日本人に似たところがあり 遠慮して、はっきり気持ちを言わないところがあるように思います。
私にはヨーロッパのものの考え方のほうが合うようです。
———-
以上、いくつかの項目別に私の体験を述べましたが、恋愛や結婚で大切なのは 相手ときちんと気持ちや意志の疎通ができること。両目でしっかり見た後 片目をつぶって相手の弱いところや合わないところを見逃してあげられることだと感じます。
これが、私の結論です。