皆様、お元気ですか?
私は北海道在住の村山恵美子、開運道スクールの一期生です。
盆が過ぎて、こちらの季節は一気に秋に入り、朝が寒く掛け布団なしでは寝られません。
朝はすでに16度を下回り、外気がひんやり朝もやです。
ところで、先日の近畿地方を襲った台風もひどい被害でしたね。
まるで、東北の津波被害の映像と大差ない様子で、人命も多数失われ気の毒で胸が痛みます。
あの時は、台風12号からの低気圧と太平洋を北上する台風13号に挟まれた北海道は、連日黒い雲に覆われていてつく雨が続き憂鬱な日々でした。それでも、和歌山や奈良のようなひどい雨量もなくこれといった被害もありませんでした。
それにしても、数日で1800ミリの雨とは人の身長以上ではありませんか。
それらが山間部から一気に川に流れ込むのですから恐ろしいことです。
今から122年前の明治22年、奈良県十津川村に降る豪雨が二日間以上も止まず、山崩れや川の決壊がおこり156人が亡くなりました。
「皆で移住しよう」と決めた移転先が北海道・・・石狩川流域の肥沃な大地に広がる穀倉地帯です。
その地を新十津川と名づけ、故郷の十津川村を今も「母村」と呼んでいます。
この北海道空知地方の新十津川町は、今では北海道でも代表的な米どころとして知られています。
以上、地元新聞コラムの受け売りですが、京都・奈良地方にお住まいの方はご承知と思います。
北海道は、いろいろな地方からの移住者によって開拓され開けた土地ですので、こんな繋がりもあるのですね。
私の住む地は、その昔、富山県五箇山からの移住者によって開拓されました。 故郷五箇山の伝統を受け継ぐ獅子舞・こきりこ踊り・といちんさ節は、この地の秋祭りに伝わっていて、地元の神社境内で踊る獅子舞奉納も五箇山以来の伝統に基づいています。
子供の頃は、たかが獅子舞と思っていましたが、歴史を知るとなかなか興味深くなります。年輪を重ねたからかも知れませんが、今はこの獅子舞が大好きです。「京ぶり」という演目の横笛の音、軽やかで、これがすごくいいのです。こうして 私達は農業の合間に昔から伝わる地域の文化を楽しんでいます。
また、季節の便りを投稿しますので、皆様も是非、近況をお知らせください。 村山 恵美子(エッセイスト)